Record Jacket 《城 卓矢》
(2018.02.01改)
1935(昭和10)年11月28日樺太生まれ。本名は菊地正規。
当時日本領であった樺太(現在のロシア共和国サハリン)に生まれる。兄の正巳はのちの作曲家・北原じゅん(文れいじ)、作詞家・川内康範は叔父にあたる。第二次世界大戦中に父が死去、引き揚げて室蘭市で育つ。
長じて上京。ウイリー沖山とともにブルー・コースターズとして活動していた瀬谷福太郎が、『NHKのど自慢』に出場してハンク・ウィリアムズの『ロング・ゴーン・ロンサム・ブルース』を歌い、満点を獲得した菊地を発見、同バンドに加入させる。
同時にウイリー沖山にヨーデルを師事、同バンドでのヴォーカリストとしての活動と平行し、横須賀で流しのシンガーとしても活動する。
1960(昭和35)年に菊地正夫の名で、ザ・コースターズをバックに、シングル『ひとりぽっちで』でデビューする。
1966(昭和41)年1月、城卓矢と改名、心機一転して『骨まで愛して』をリリース、140万枚を売り上げる大ヒットを飛ばした。
◆デビュー曲:ひとりぽっちで (1960(昭和35)年)・菊地正夫
曲 名 (50音順) 作 詞
作 曲
編 曲♪ 歌 詞
■ 解 説おんな (1969年1月)
♪ …
■抱きしめて (1969年6月)
♪ …
■なぐりとばして別れようか (1966年)
川口和子
北原じゅん
北原じゅん♪ 酒の味など わからぬけれど
酔って忘れる つもりでいたが …
■花笠ロカンボ (1961年6月)
歌:菊地正夫 ♪ …
■ロカンボ = ロック + マンボひとりぽっちで (1960年)
歌:菊地正夫 ♪ …
■骨まで愛して (1966年1月)
川内和子
文れいじ
文れいじ♪ 生きてるかぎりは どこまでも
探しつづける 恋ねぐら …
■作詞・作曲・歌手の三人には謂れがあった。
・作詞・川内和子…川内康範夫人。
・作曲・文れいじ…城卓也矢の実兄でクラウン専属の北原じゅん。
・歌手・城卓也矢…ウエスタン出身でテイチクから菊池正夫の芸名で演歌を歌っていた。